映画「辺銀夫婦の作りかた」で有名になった石垣島の辺銀食堂(ペンギンしょくどう)でランチを食べてきました。
辺銀食堂の場所とアクセス、ランチメニューや「石垣島ラー油」をまとめています。
辺銀食堂に行かれる方は参考にどうぞ!
お土産に買った「食べるラー油」は料理で大活躍しました。
「食べるラー油」ブームの先駆け的存在、それが辺銀食堂です。昔に比べるとスーパーにラー油の種類が増えたと感じます。
沖縄本島からさらに飛行機で南下した石垣島にもかかわらず、お店は観光客の入りも上場で満席でした。映画の効果もまだ続いているのかもしれません。
そんな私も、噂の石垣島ラー油を使った食事目当てで辺銀食堂を訪れました。
【石垣島】辺銀食堂のアクセス
辺銀食堂は石垣島離島ターミナルから歩いて10分ほどの距離にあります。
新石垣空港からは車で30分ほどの距離です。ユーグレナモールの裏手にあります。
駐車場はありますが、利用できるのは夜のディナータイムのみ。
(予約時スタッフに要確認)
ランチタイムは専用の駐車場がないので、ランチに行くなら徒歩かタクシー利用がいいですよ。
【辺銀食堂】
住所:沖縄県石垣市字大川199-1
電話:0980-88-7803
休み:日曜+不定休
営業時間:ランチ 11:30〜売り切れまで
ディナー 18:00 と19:00 完全予約制のコース料理
辺銀食堂の食へのこだわり
辺銀食堂は「食は命薬(ぬちぐすい)」をモットーに、食材選びは第①に野生・自生のもの、次に無農薬・低農薬の元気で安心な食材を選んで旬の食材を活かしたメニューになっているそうです。
化学調味料も一切使用してないという徹底ぶり。
とうふの比嘉にも「健康は第一の富である」という看板を店内に見つけましたが、沖縄では心身のために昔ながらの食事を大事にしているところがあちこちにありますね。
ぬちぐすいとは
(ぬち)は命、(ぐすい)は薬。
親の愛だとか、美味しい料理、人の優しさなど、心と身体の栄養とも言えるものをさします。
辺銀食堂の雰囲気
私が辺銀食堂へ到着した時刻は13:30頃でした。
ほんとはオープンすぐに行きたかったのですが、ちょうど風雨が強くて部屋でグズグズしていたら午後になってしまった・・。
13時半頃の店内は、ほぼ満席でした。
入り口入ってすぐ左側にはカウンター席があり、1人で来ても食事しやすいですね。
白いタイル張りの壁と白く塗られたコンクリートの天井、木のカウンターに木のテーブル席、と温もりを感じるインテリア。
通りに面した側は、床から天井付近まで大きなガラス窓になっているんですが、背丈ほどまでの壁が窓の外側にあるので、通りを歩く人からは中で食事してる様子までは見えません。
ほどよい具合の陽光が差し込み、白壁と白天井に光が反射されて明るく居心地の良い雰囲気の店内です。
客層は、カップルと女性グループが多め。
辺銀食堂のランチ
中国と沖縄料理のコラボ?のジャージャンすば
頼んだのはランチメニューの「ジャージャンすば」
辺銀食堂のランチは全品税込で¥1000でした。
このジャージャンすば、中国西安出身のご主人の叔母様直伝肉みそレシピをペンギン流にアレンジされた、中国と沖縄のコラボ料理だそうです。具材は、干しエビや四川の漬物と石垣産もろみ豚。
ちゃんぷるー(混ぜ)して食べる
具と麺をまぜまぜ・・ちゃんぷるーして、、
(中国の食材と沖縄の食材が混ざっていきます・・・(・Д・))
濃厚な肉みそに野菜もすばもぜーんぶ絡めて食べるとおいしい。複雑な香辛料が効いてます。
中華料理っぽいけど、どこか東南アジアの料理を食べてるみたいなのは、沖縄の島こしょう、ヒバーチのせいかなあ??
辺銀食堂の石垣島ラー油を添えて
カウンターに調味料が乗っているので、好みで味を調節して食べます。
- 石垣島ラー油
- 中国黒酢
- 自家製にんにく油
やっぱり石垣島ラー油ははずせません。
ラー油は私にとっては全く辛くなくて、けっこうかけても平気でした。ラー油なのにあまり辛くなくて食べやすいのが売りにもなったんでしたっけね。
具がいっぱいでザクザクした石垣島ラー油を混ぜると、食感にも変化が出て面白い♪
石垣島ラー油は、島こしょうやウコン、黒糖など島の食材がたっぷり入っているそうですよ。ごはんにラー油だけかけても美味しそう〜。、と思ったらメニューに「白ごはん」ありました。
卵かけご飯に石垣島ラー油いれても美味しそう。
でもそんなにお腹に入らない(>_<)
ラー油のため?ビッグお冷
気づいたんですけど、お冷のコップがかなり大きい。
手の平をぐーっと広げて持たないと持てないので、女の手だと持ちにくいくらい。
ラー油が辛い人向けにたくさんお冷を準備されてるのかな。
食事が一通り終わったら、お店のスタッフさんがトレーごとお皿を下げてくれてデザートを持ってきてくれます。
杏仁豆腐とペン茶
食事の後出てきたのは、パッションフルーツソースのかかった杏仁豆腐とレモングラス・グァバ茶がブレンドされたペン茶。
このペン茶、すごく好みの香り。
味もすっきりして飲みやすいです。
杏仁豆腐は、ベジタリアンの方でも食べられるようにゼラチンではなく寒天を使って固めているそうですよ。
寒天なのにフルフルとした柔らかさ。
器もかわいい・・・
コロンとした形の丸い湯のみもいいな〜。
両の手の平で包んで持ったときに、手の平の内側に沿うような形で、なんかホッとする。
飲み口が狭まっていて、飲む時にちょうど鼻と口だけが湯飲みの内側に収まる形になり、中の香りをより強く感じられます。
トロッとした杏仁豆腐をすくうためのスプーンは、木でできた口当たりの良いスプーン。
辺銀食堂の他のランチメニュー
参考までに、辺銀食堂のランチメニューをご紹介します。
※メニュー内容や値段は変更等ある場合があります。
ランチ全品¥1000(税込)
(アオサー汁、小鉢、ミニ杏仁豆腐、ペン茶付き)
※大盛り(ごはん・麺)+¥100、半すば¥50引き
ジャージャンすば | 沖縄すば(そば)に辺銀特製肉みそをのっけたオリジナルジャージャー麺 |
ジャージャン丼 | ジャーじゃんすばのご飯版 |
自家製スーチキすば | スーチキは”沖縄県産豚の塩づけ”のこと。 |
石ラー麻婆豆腐(ごはん付き) | 花山椒・島豆腐・石ラー油が三位一体となった絶品麻婆豆腐。 花山椒は本場中国産のものを厳選。 |
もろみ豚のレモングラス丼 | もろみ豚とは、泡盛を作るときにできる”もろみ液”で肥育された石垣島産のブランド豚です。 レモングラスの風味も混ざってエスニックな味。 |
スリランカカレー(2種) | 石垣島産黒鶏のチキンカレーとレンズ豆カレー |
- 五色五味の水餃子
島産もろみ豚使用(5個)
見た目もカラフルでかわいい水餃子は、皮と餡がそれぞれ異なります。
皮:黄→ウコン、黒→イカスミ、緑→クロレラ、白→小麦粉、赤→赤ピーマン
餡:黄→ごぼう、黒→セーイカ、緑→葉大根、白→白菜、赤→島らっきょう
※旬の食材を使う為、季節により皮と餡の材料が異なります。
中国では餃子といえば焼き餃子よりは水餃子が一般的ですよね。
- 西安風やきそば
- 季節の島野菜ナムル盛り
ハーフ(3種) - 北海道石田牧場 羊肉水餃子(6個)
- 島産美崎牛とニラの焼き餃子(6個)
- 白ごはん
- 島産玉子ごはん
《デザート》
- 自家製杏仁豆腐パッションフルーツソース
- マース(塩)アイスクリーム グァバソース
《お子さまセット》
子供連れの方にも嬉しいお子さまセットも用意されています。
- ゆし豆腐すば
- 小鉢
- 白ごはん
- ジャージャンみそ
- ミニ杏仁豆腐
辺銀食堂のディナーは完全予約制
辺銀食堂では、ランチは予約なしでもOKですが、ディナータイムは完全予約制となっています。
2〜3組だけの少人数制なので、ゆっくり落ち着いて食事ができそうです。
予約する場合は、食事する日の2営業日前までに予約しましょう。
ディナータイムはコース料理になっていて、その日の食材によって内容が品数が変わるというので面白いですね。日を変えて体験してみたくなります。
辺銀食堂の映画
映画「ペンギン夫婦の作りかた」で、石垣ラー油が一躍有名になりましたね。
私の家もその頃の”食べるラー油ブーム”に乗っかって、スーパーで買ってました。
実話をもとにしたラー油誕生秘話
映画は辺銀食堂を営むご主人の辺銀暁峰さんと奥様の辺銀愛理さん2人の実話がもとになっているそうです。
都会から沖縄に移住して石垣ラー油を作り始めるのですが、その石垣ラー油誕生の裏に隠された夫婦のエピソードが描かれてます。
国際結婚からのご主人の帰化問題や移住者に対しての冷たい周囲の反応。
ラー油作りを麻薬の製造と勘ぐられ、法務局から家宅捜査までされたり・・とけっこう波乱万丈。
そんな逆風もありつつも困難を乗り越えて石垣の離島生活になじむ辺銀夫婦。
辺銀苗字の誕生理由に感動
ご主人の苗字は日本名には使えないので、日本で唯一の「辺銀(ペンギン)」という苗字を名乗ることにしたそうです。
私の苗字も珍しい苗字ではあるけれど、「ペンギン」はなかなか無いどころか日本で唯一ですからね・・・。
銀行とかで「ペンギンさーん」とか呼ばれたら皆振り向きそう。
でもこの「ペンギン」姓は、二人が好きな動物だからという理由に加えて、もうひとつステキな理由があるのだとか。
それは、
”ペンギンは一度夫婦になったら、どちらかが死ぬまでは決して相手を変えない生き物だから”という理由。こうしてできた「辺銀」姓らしいのです。
うわ~。これ聞くとステキ(*´ω`)
辺銀という苗字に夫婦の絆が表れてるんですね(≧∀≦)
辺銀食堂まとめ
有名になった石垣島ラー油、たくさん食べてきました〜。
今度はごはんにのっけて食べたいな。
そして「食は命薬」と身体にとっての食の大切さを考えられたメニューの数々と、中国や沖縄の香辛料を混ぜ合わせた料理が魅力で、また来たくなっちゃいます。
ブームって一過性のものが多いですが、この辺銀食堂は映画公開から年月が経っても人気ですね。
離島まで食べに来る価値はあるかもしれません^_^
《近くの観光スポット》
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