沖縄県にある天然酵母パンで有名な宗像堂へ行ってきました。
行ってみて分かったアクセスや駐車場の注意点、おすすめのパンメニュー、店内の雰囲気を画像つきで紹介。
プチ移住で沖縄と神戸は美味しいパン屋が多い事を知りました。
天然酵母パンがおいしいと聞いていた宗像堂には、沖縄プチ移住中にずっと行ってみたいと思っていました。
人気のバナナコクルレ目当てに車を飛ばして宗像堂へ行ってきたので、アクセスやパンの種類、お店の雰囲気など紹介します。
宗像堂に行くときの参考にどうぞ。
【沖縄】宗像堂とは?
私が宗像堂を知るきっかけになったのは、雑誌のベーカリー特集でした。
沖縄にプチ移住中で、たまたま沖縄のベーカリーが載っていたので「ここならすぐ行ける!」とレンタカーを借りてパンを買いに走ったのです。
宗像堂は、沖縄における天然酵母パンの先駆け的存在。同業者からも信頼を寄せられるベーカリーです。
確かに沖縄にいる間、天然酵母パンのベーカリーをあちこちで目にしました。天然酵母のパンは「作り手の人間性が出る」と言われ、作る人によって違うパンが出来上がる面白さと奥深さがあります。
パンは酵母で発酵させて作られますが、今は大量生産のために、工業的に純粋培養したイースト菌を使って発酵させたパンが主流です。
天然酵母は扱いが難しく、作り手の心身の状態が酵母にも現れます。そのため、酵母を使う作り手は常にベストコンディションを維持する必要があるのです。酸味がきつすぎたり固いものは、発酵の失敗である事がほとんどなのだとか。
宗像堂のパンは、ご飯・りんご・人参・長芋で作った自家製の酵母が使われています。この酵母は奈良にある楽健寺の和尚さんから知人を介して分けて頂いたものだそう。この酵母を大切にかけ継いでいます。
酵母だけでなく、基本的な材料のほとんどは知り合いの元から、なるべく「顔の見える相手」の作ったものを揃えているのです。全国各地で店主自らが出会ったものを使って宗像堂のパンが作られます。
「人と人との繋がりを大事に」、が宗像堂のパン作りの心がけなのですね。
手作りの石窯でパンを焼いている事も、宗像堂のパンの特徴の一つです。
石窯で焼くパンは、温度計に頼らず肌や音などでパンの様子を感じ取って自分の感覚で調整する必要があります。機械に頼るよりずっと難しい。感覚を研ぎ澄ませる生きた仕事を心がけていくことで、パンも生きてきてエネルギーが注がれていくのですね。
麦と酵母の風味が広がり、生地自体にほんのり甘みを感じる宗像堂のパン。パンに向き合う丁寧で真摯な姿勢から生み出されるパンは、ぜひ試してみて欲しいです。
【沖縄】宗像堂へのアクセス
沖縄本島の宜野湾市に宗像堂はあります。道路状況にもよりますが、那覇市街からだと車で30分ほどでした。
途中から狭い路地を行くことになるので、運転に注意!
注意:宗像堂の駐車場
車で宗像堂へ行かれる場合は、駐車場で注意が必要です。
駐車場はお店の前にありますが、停められる台数は限られています。(3台)
付近は普通の民家が立ち並び、各家の前に「駐車禁止」の札やポーツがあちこちに立っている所を見ると、無断で人の家の前に停めてしまう人がいるようです。
宗像堂は雑誌でもよく紹介されている人気のベーカリーなので、お客さんが多くて駐車場が足りなかったのでしょうか。駐車場にはきちんとラインが引かれているわけでもないので、駐車する際は1台でも多くの車が停められるよう、なるべく隅から駐車すると良いかもしれません。
もし、お店の前まで車で行って駐車場が空いていなかったらUターンも大変なので、事前に近くの駐車場を予約して確保しておくのが賢いかもしれません。
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宗像堂へのバスでのアクセス
宗像堂には駐車場が少ないので、バスで行く場合も書いておきます。
最寄りのバス停は「広栄団地入口」。
このバス停から歩いて10〜15分くらいです。
広栄団地入口に停まるバス路線
《那覇バス》
25番系統(普天間空港線)
《琉球バス》
21番系統(新都心具志川線)
25番系統(普天間空港線)
90番系統(知花線)
98番系統(琉大線)
那覇空港からの乗車なら、那覇バスの25番系統へ乗りましょう。
那覇バスターミナルからの乗車なら、琉球バス21,25,90,98番系統のバスへ。
宗像堂の店の雰囲気
宗像堂は外国人住宅街の一角にありました。
白のトタン屋根に柱、タイルの入口・・周囲の緑に馴染む素朴だけれど何処か温かみのある店舗は、大阪を拠点にクリエイティブ活動を展開するアーティストが手がけたものだそうです。
駐車場から石段を少し降りた場所に、宗像堂の入り口があります。
白を基調として明るい雰囲気の店内。入口からL字形に伸びた通路に沿ってパンが並びます。
お店の広さの割にパンの種類は豊富で、約50種類ほどが並ぶそうです。
宗像堂のパンメニュー
宗像堂では次々と新しくパンが焼かれて行き、常連さんは焼き上がり時間を狙ってお店に行くのだそうです。
参考までに宗像堂のパンメニューを一部ご紹介します。
※変更等ある可能性があります。
黒糖率高めですね。さすが沖縄。
私は初めて入ったお店でどれが美味しいかわからないときは「当店おすすめ」とか「当店人気No.1」とかかれたプレートをチェックしちゃいます。
宗像堂のおすすめパンは?
私が宗像堂を知ったきっかけが雑誌のベーカリー特集だったのですが、そこで宗像堂の一番人気のパンが「バナナコクルレ」だと紹介がありました。
なので、そのバナナコクルレという名前のパンをとりあえずの目当てに宗像堂を目指したわけです。
実物のバナナコクルレは、片手に乗るサイズでした。
さて、バナナコクルレ・・・バナナはわかりますが、コクルレって何?と思いきや、「黒糖、くるみ、レーズン」の略語とのこと。
つまり、バナナコクルレは、バナナと黒糖、くるみ、レーズン入りのパンなのです。
表面は少し固めの生地で、ちぎると中はモチモチ。石窯で焼いたパンの特徴は外側はパリパリ、中はしっとりモチモチになるそうですが、この、ずっしりとした噛みごたえがイイ!
最近は「ふわトロ」とか「スフレ〜」とか「生〜」と柔らかくて噛み心地のない食感のものが流行っていて、それはそれで大好きなのですが、でも、この、むっちりとした弾力のある噛み心地も大好きです。
バナナとレーズンの素材の甘みがほんのり効いて、ねっとりしたバナナとザクザクしたクルミの食感がアクセントになる楽しい噛みごこち♪手のひらサイズですが、けっこう食べ応えがありました。
おやつ用に買った小ぶりな黒糖あんぱんも、甘さ控えめでほんのり黒糖の風味が感じられて美味しかったです。
宗像堂のパンのおいしい食べ方
ここで最後に、宗像堂のパンを買った人向けに「宗像堂のパンの美味しい食べ方」もご紹介します。
パンの美味しい食べ方その1:冷めたてを食べる
宗像堂では「パンは冷めたてが美味しい」のです。
冷めたてという単語は初めて耳にしました。
冷めたてというのは、「パンの中のおいしい成分が落ち着いてきた頃合い。」を指すのだそうです。
そういえば、宗像堂ではトレーの代わりにカゴが用意され、トングはなく、ビニールを手袋代わりにはめてパンをつかむスタイルでした。
“パンの温度も直接感じて欲しいから”と、ビニール越しに手づかみで取る「店主の心配り」なんですね。
乾燥したパンのおいしい食べ方
さらに時間が経って、パンが乾燥してきてもパンは美味しくいただけます!
もしパンが乾燥したら、霧吹きで少し湿らせてから焼くとおいしさが復活します。
保存するときはスライスしてラップで包み、冷凍庫へ入れておけばOK。食べるときは自然解凍。
私は結局、その日の内に全部食べちゃいました。
いや、もう、美味しくて!
宗像堂の通販
「宗像堂のパンを食べたいけど、買いに行けない」
そんな場合は、通信販売があります。
宗像堂の公式ホームページから注文可能。
《おまかせ便》
3000円パンセット
5000円パンセット
どちらも箱代込み。
送料は沖縄本島内なら500円。
沖縄県外だと1000円です。
さすがに県外だと空輸になるので送料は高くつきますが、どうしても食べてみたい!という人には通販も良いですね。
宗像堂 | |
住所 | 沖縄県宜野湾市嘉数1-20 (おきなわけんぎのわんしかかず) |
電話 | 098-898-15 |
営業時間 | 10:00-18:00 |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | 3台分|特Pで近くの駐車場確保 (登録無料) |
支払い | カード/電子マネー不可 |
公式サイト | https://munakatado.com |
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