「おみくじ引いたら連続で凶が出た」
「おみくじが凶だったから凹む…・」

占いはあまり信じない人でも、おみくじで凶を引いたら少しは凹みますよね。
数年前に私は、浅草寺(東京都浅草)で立て続けに3回「凶」を引き当てたことがあり、仕事で重大な局面を迎える時だったので、さすがに凹みました。
けれど、この「連続でおみくじの凶を引き当てる」というネガティブな出来事は、見方を変えることで自分の力にし、その後上手く物事を進めるキッカケになったのです。
元々落ち込んだらかなり引きずるタイプだったけれど、徐々に感情の切り替えも早くなったり、思い通りにならないことばかりで悩んでいたのに、人生が”生きやすくなった”と感じています。
今回はその話をシェアしたいと思います。
おみくじで連続して凶を引いちゃった人は試してみてください。
おみくじで凶を連続で引いた夜
凶のおみくじを連続で引いたのは、成果主義型のベンチャー企業で営業をしていた頃です。
当時のメモが残っていた為、それをもとに記述しています。
当時の私はまだ20代。
責任者になれるかなれないか、という大事な局面を迎えていました。
この日は翌朝の成田からのフライトに備えて、浅草周辺に宿泊していたところでした。
大事な局面を迎えていた為、「ちょっと占ってみようかな」と、割と軽い気持ちで参拝後におみくじを引きました。
時刻は午後7時半過ぎ。
そして出てきたのが、凶
三三(゚ω゚)
見なかったことに…_へ(´ω`)ソッ…
・・なんてやっぱりできなくて、結構凹みました。
夕食を食べながら「もう一回おみくじを引き直して大吉とか出れば相殺されるかな」などと浅ましいことを考えて、夕食後にリベンジ!
(おみくじは神様からのお告げとして、どんな結果であれ受け止めるのがいいそうです。本当は引き直すのはNGなんですって。)
おみくじを連続して引いたのは、この時が始めてです。
時刻は夜の10時半。
さすがに浅草寺の境内にはほとんど人は居なかったですが、さっさと引いて明日のフライトに備えて早く休もうと2度目のおみくじを引きました。
そして出てきた2度目のおみくじの結果は・・・
ド━━━━━━ 凶 ━━━━━━ン!!!
撃沈・・・orz
精神的ダメージ倍増です。
引かなきゃよかった・・・・・。
もう明日のフライトに備えて早く休もう…と、とぼとぼとホテルに帰りました。
そして翌朝、5時半過ぎ。
諦め、というか往生際の悪すぎる私は、フライト前にもう一度浅草寺におみくじを引きにきました。
凶とか認めたくない〜
受け入れたくない〜
そんな私の情けない気持ちを汲み取ってくれたのか、3回目のおみくじは…
凶
(´・ω・`).;:…
(´・ω…:.;::..
(´・;::: .:.;: サラサラ..
…
…
始めの1回で・・・やめておけば良かった・・。
「無かったことにしたい」なんて悪あがきが、更に良くない事態を招いたんじゃ・・?
後で知りましたが、浅草寺のおみくじは凶が出やすいらしいですね?
わざと大吉ばかり入れてなくて、昔からの吉凶の割合のままにしてあるだけみたいですが。
おみくじの凶から何を読み取るか?
空港へ向かう電車の中で少し落ち着いてきて、引いたおみくじの内容を思い出していました。
昨夜、おみくじの凶について調べてみたところ、このような記述が見つかったのです。
凶が出ても、畏れず誠実に過ごすこと・・
吉に転じるには・・?
「この凶のおみくじから、何が読み取れるだろう・・」
自然とそんな事を考えていました。
引いたおみくじは、3回とも凶だったけれど、書いてある内容はまったく同じではありませんでした。

同じ「凶」でも、内容にバリエーションがあるとは・・
おみくじ自体は浅草寺で結んできちゃいましたが、結ぶ前に内容を読んできたので、うろ覚えながら思い出していました。
私は電車の中で、引いたおみくじの内容をノートに書き出してみました。
(このときのノートが残ってたのでそれを元に書いてます)
- 1回目は六十三番の「凶」
- 2回目は六十九番の「凶」
- 3回目は五十九番の「凶」
すると、3つの凶のおみくじには、共通する内容があったことに気づきました。
連続して引いた今日のおみくじの内容が、何を意味しているか考えてみました。
そして、私がそのおみくじから読み取った意味が、
迷うな、決断しろ
という意味でした。
これはあくまでも、”私”の解釈です。
同じ文章でも、その人によって捉え方は違うので、おみくじを引いたのが他の人なら、他の捉え方をするかもしれません。
でも、私は「迷うな。決断しろ」という意味だと捉えました。
自分が迷っていて決断できないでいるのは、分かっていたんです。
だから、そんな私の迷いを見透かしたかのようなおみくじの結果が出たんじゃないかな、と。
この時、おみくじの凶の意味を、自分で「迷うな、決断しろ」という神様からの後押しと捉えることができたおかげで、私は前へ進めました。
その後、20代のうちに責任者に昇格。
そして初責任者で上げた売上やらが評価されて、入社当時ボロクソに(笑)言われたことのある先輩から気にかけてもらえるようにもなり、その先輩の助けもあって、会社を辞めて自由な旅生活を始めました。
それもこれも、3連続の凶おみくじがきっかけです。
おみくじの連続して凶を引いて学んだ事
おみくじで連続して凶を引くなど、凹むような出来事があっても、そこから何を読み取るか(学ぶか)、どう捉えて行動するか?が大事だと気づきました。
同じ出来事が起こっても、その捉え方と考え方、その後の行動によって大きく未来は変わります。
それによって、何通りもの人生を自分で選ぶことができることが、身をもってわかったからです。
その後のあらゆる出来事に同じように対処していった結果、今の私があります。
おみくじで凶を引いた後の行動が大事
おみくじで連続して凶を引いて、気づいたことがあります。
おみくじは未来の予知ではないという事です。
だから、おみくじの凶は「悪い事が起こる」と捉えなくても良いのですよ。
だって「必ず起こる未来」じゃない。
自分を待っているあらゆる場面や想定されることが、おみくじに記されているだけで、その場面に直面した時、どう感じてどう行動するかは自分で選べるんです。
それによって未来が変わってくるんじゃないかな、と。
おみくじを引いて連続して凶が出た時に「落ち込んで絶望すること」も「見なかったことにして何も考えず過ごす」ことも「そこから何を学べるか考えて行動に移す」ことも、どれでも選べるんです。自分で。
(そもそもまず3回もおみくじ引く人、あまり居ないと思うけど^^;)
おみくじを活用して生きやすい毎日に。
3回連続して凶を引いて、人生を好転するきっかけに気づいた日から、毎年のおみくじの自分の運勢を元に、1年のスケジュールをたてています。
手帳の最初のページにその年の運勢の流れを描き込み、活用中です。
おみくじや占いの忠告・アドバイスを取り入れて、それを元に計画を立てて備えているのです。
元々あまり占いには興味がありませんでしたが、人生の波が統計学で分かっているのなら、力を入れる時期と休む時期をあらかじめ計画に入れておける方が行動しやすいなと気づきました。
「この時期は色んな人に会いに出かけてみる」とあったら、その時期にサークルやセミナーの予約を入れて色んな人と交流を持つようにしたり、
「仕事運が急上昇だけど健康に注意」だったら、仕事の計画を入念に立てて休息時間も確保するようにしたり。
事前に対策をたてたり、それに合わせて仕事やプライベートの予定を調節しちゃいます。
あまり良いことが書かれていなくても「そういう時なんだ」と捉えて、成果が出なくても焦らず淡々と行動を積み重ねることができるようになってきました。
おみくじの連続凶から学んだ事まとめ
おみくじは、ただ「見て終わり」なら何の意味もない紙きれです。
その紙きれに書かれていることを、どう考えて選択して行動するかが大事だという事を学びました。
マイナスな出来事も、捉え方次第なんですね。
種をまかなきゃ実がならないように、行動しなきゃ何も変わりません。
おみくじの“お告げ“から、何を読み取れるか?
考えることも大事ですね。
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