沖縄で見つけたカニステルという果物を買って食べてみました。初めてみた果物だったので、美味しい食べ方を市場の人に聞き、実践してみた結果をシェアします!
画像付きでご紹介。
沖縄土産にカニステルを買ってみたい人は参考にどうぞ。
沖縄本島と石垣島で半年間ずつ住んでみました。
その間、スーパーで現地のフルーツを気軽に買って食べてみるのが楽しかったです。
沖縄で見かけるカニステルとは?
カニステルとは、別名「エッグフルーツ」と呼ばれる南米産の果物です。
「egg fruit」の名前の通り、食感がゆでた卵の黄身のよう。
元々の名前の由来は「canister」と言い、大砲の散弾の形に似てることからカニステルという名前だそうなのです。散弾の形が名前の由来になっているとは、何とも物騒ですが、ほんのり優しい味でほっこり和む果物です。
カニステルの旬の時期と選び方
市場の人に聞いた美味しいカニステルの見分け方をご紹介。
カニステルは、沖縄では1月頃から店頭に並び始めます。
旬の時期は4月くらいまでですが、7月でもお店に並んでいるのを見かけたので、運が良ければ(?)夏頃まで手に入るかもしれません。
カニステルは固い状態のままだと「不味い」ので、注意しましょう。
カニステルは店頭に並んでいる時はまだ熟しておらず、固くて食べられません。店頭で選ぶ時は、表面にツヤがあるものを選びます。
カニステルをお店で買ったら、「追熟」が必要です。
追熟とは、収穫後の果物を一定期間置いて置いて、甘みを増したり柔らかく食べやすくする事です。
カニステルの追熟方法
カニステルを常温でしばらく置いておきます。しばらくして熟してくると、表面は黄色くなり、押すと凹むくらいに実が柔らかくなります。
カニステルは皮のすぐ内側まで食べられる為、指で触ってみて皮のすぐ下まで柔らかくなってきていれば食べ頃です。または、表面の皮がめくれたり、ヒビ割れたようになっているのも食べ頃の合図ですね。
皮がめくれたところから皮をむくか、半分に切ってスプーンですくって食べます。実の真ん中には大きめの黒い種がある為、取り除きましょう。
追熟期間、長く待っていられない。
「買ってきてなるべくすぐに食べたい」
「追熟期間って早められないの?」
カニステルの追熟期間を短くすることはできます!
塩をつけば、カニステルの熟成を早める事ができるのです。
カニステルの追熟を早める裏技
カニステルのヘタの部分に写真のように塩をのせて追熟します。塩は少し水で湿らせて、乾かないようにしておくと熟成が早くなりますので試してみてください。
ヘタ部分に塩を加える事で熟す期間が早くなり、2〜3日で食べられるようになります。
放置してたら、気づくとカニステルの表面に割れ目がぐるっと入っていて慌てて食べました。
カニステルの味はまずいって人もいるけど?
「カニステルの味はまずい」
そんな意見も見かけた事はありますが、個人的な味の感想は、「ホクホクしたお芋みたい」です。
蒸したサツマイモ、もしくはしっかり茹でたゆで卵の黄身部分の食感が近いです。
一瞬、果物を食べている事を忘れそうになります。
味はと言うと、お芋にほんのり酸味を足した感じでしょうか。熟成期間によっては少し青臭みがを感じる事もあるので、しっかりと熟させた方が良いかもしれません。
美味しいかと聞かれたら、「正直、そうでもない」
ただ、当たりはずれがあるようなので、美味しいカニステルもあるのだとか。
けれど、「完熟したら蒸し芋?!」のような面白いギャップのある果物です。変わり種好きな人には話のネタになりますし、試してみてください。
すごく美味しいわけではありませんが、面白さと興味本位で一度は食べてみる事をお勧めします。
・・・アイスクリームを乗せたら、ちょうど良くなり美味しいかもしれない。
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